SPEED 回転速度 min-1 |
CAPACITY 吐出量 ㎥/min |
DISCHARGE 吐出揚程 m |
OUTPUT モーター馬力 kw |
FREQENCY 周波数 Hz |
|
---|---|---|---|---|---|
● | 1800 | 2.0 | 48.5 | 22.0 | 60 |
● | 1620 | 1.8 | 39.0 | 16.0 | 54 |
①×90% | → | ①×81% | ①×73% | ①×90% | |
● | 1440 | 1.6 | 31.0 | 11.2 | 48 |
①×80% | → | ①×64% | ①×51% | ①×80% |
渦巻きポンプをインバータで制御すると、なぜ、省エネになるのでしょうか。
渦巻きポンプ特性として、回転数を変化させると、
・吐出量は回転数に比例して減少する。
・揚程は、回転数の二乗に比例して減少する。
・モーター馬力は、回転数の三乗に比例して減少する。
このような変化をします。
上表をご覧ください。
上側の黒、青、水色の各線は、ポンプ能力(吐出量と揚程)を表しています。
下の各線は、モーター馬力を表しています。
各曲線状の点は、能力の変化をみるための仕様点です。
一番上の黒色の曲線が、60Hzの通常周波数で運転している場合の能力です。
回転数を10%減が、青色の曲線です。
回転数を20%減が、水色の曲線です。
曲線状の各点が、上述の条件で変化していることが分かります。
SPEED 回転速度 min-1 |
CAPACITY 吐出量 ㎥/min |
DISCHARGE 吐出揚程 m |
OUTPUT モーター馬力 kw |
FREQENCY 周波数 Hz |
|
---|---|---|---|---|---|
① | 1800 | 4.0 | 34.0 | 29.0 | 60 |
① | 1800 | 2.0 | 48.5 | 22.0 | 60 |
② | 1620 | 2.0 | 40.0 | 17.0 | 54 |
①×90% | → | ①×82% | ①×77% | ①×90% | |
③ | 1440 | 2.0 | 29.0 | 12 | 48 |
①×80% | → | ①×60% | ①×55% | ①×80% |
渦巻きポンプの省エネの定番、インバータ変速ポンプは、一般に吐出量が多いほど電力を消費します。
吐出量が4㎥/minの場合、消費電力は29KWです。(上図●)
吐出量が2㎥/minの場合は、消費電力は22KWです。(上図●)
なので、必要な量が2㎥/minになるように、バルブの開度を調整すれば、7KWの省エネになります。
これに対して、インバータで回転数を調整して吐出量を調整するとどうなるでしょう。
バルブの調整での使用点が、上図●でした。
インバータで回転数を90%に調整した時には使用点は青い曲線に移ります。その時の消費電力は、17KWです。(上図●)
バルブで調整した場合に比べると、5KWも多く省エネできたことになります。
揚程に余裕があって、さらに回転数を80%にできれば、使用点は水色の曲線に移り、消費電力は12KWになります。(上図●)
上図は、渦巻きポンプの性能曲線ですが、空調用のファンも同じような省エネ効果が得られます。
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